【現場監督の家づくり】材料よりも「人」。毎朝の挨拶に込めた私の想い

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こんにちは。
元・一条工務店の現場監督で、今は地元工務店で施工現場を預かっている者です。

今日は、少し「家づくりの裏側」について、私の想いを書いてみようと思います。

現場監督として、一番大切にしていること

どんなに性能が高い断熱材や、高機能のサッシを使っても、それを正しく扱える人がいなければ、その力は発揮されません。
設計図にいくら素晴らしいプランが描かれていても、現場での施工が雑であれば、結果は大きく変わってしまうのです。

つまり――
いい家は、いい現場からしか生まれない。

これは私が現場監督として日々感じている、一番大切なことです。

毎朝、全業者さんに「気づき」を届けています

私は昨年の9月から、毎朝、現場に関わる業者さん全員に「挨拶文」を送っています。
内容は「おはようございます、今日も安全第一でお願いします」といったものだけでなく、
その日感じた気づきや、日常の中での小さな出来事などを綴った短いメッセージです。

たとえば――

  • 子どもとの会話で気づいた、あたりまえの尊さ

  • 現場でのちょっとした助け合い

  • 季節の変化にハッとした瞬間

こうした何気ない日常を、現場の皆さんと共有したくて書いています。

なぜ続けるのか。それは「感謝」と「信頼」のため

もちろん、これが現場の効率にどれほど影響しているかは、はっきりわかりません。
でも、私にとってはとても大切な習慣です。

施工に関わるすべての業者さん、職人さんは、暑い日も寒い日も、丁寧に現場を支えてくださっています。
そんな方々への敬意と感謝を、言葉で伝えたいと思っています。

また、「監督が見ていないとやらない」という関係では、いい現場はつくれません。
信頼関係があるからこそ、それぞれが自分の責任を持って、丁寧な仕事ができるのだと考えています。

「家づくり」は「料理」と似ています

これはよく私が現場で話すたとえですが――

どんなに良い食材を揃えても、料理人の腕が悪ければ、美味しい料理はできません。
家づくりもまったく同じ。
高性能な部材や設備を使っても、それを施工する「人の力」がなければ、良い家にはなりません。

だからこそ、現場こそが家づくりの要なのです。

最後に

現場監督として、家づくりに携わる者として、私は「いい現場をつくる」ことに全力を注いでいます。
そのために、毎朝の挨拶文という小さな取り組みを、これからも続けていきたいと思っています。

もしあなたが家づくりを考えているなら、ぜひ「どんな現場でつくられているか?」にも、注目してみてください。
表には見えないけれど、とても大切なことが、そこにはあります。


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