アドラー心理学から学ぶ、人生の本質的なヒント
こんにちは。
今日は、アドラー心理学の中でも、私が特に心に残っている言葉を2つ紹介したいと思います。
■「利己を極めると、利他につながっていく」
“利己”という言葉には、
どこか「自分勝手」「自己中心的」といったネガティブな印象があるかもしれません。
でもアドラーは違います。
アドラー心理学では、「自分の人生に真剣に向き合うこと」、
つまり「自分を大切に生きること」こそが、利己の本質だと考えています。
● 自分を満たすことが、他者貢献につながる
本当に自分の人生を生きている人は、
他人に依存したり、他人をコントロールしようとしたりしません。
むしろ、自分のやるべきことに集中し、
自分の価値を実感するからこそ、
自然と他者を応援できるようになる。
つまり――
「自分を極めること」が、結果的に「人のため」になる。
そんな循環を、アドラーは説いているのです。
■「何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか」
人には、それぞれ異なる「与えられた環境」があります。
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生まれ育った家庭
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学歴や収入
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健康状態や性格的傾向
それらは選べないし、変えられないこともある。
でも、アドラーはこう言います。
「重要なのは、与えられた条件ではなく、それをどう使うかである」
● 不足を数えるのではなく、手持ちの札で勝負する
例えば、才能があるかないかを嘆くのではなく、
今あるスキルをどう磨くかを考える。
時間がないと嘆くより、
限られた時間をどう活用するかを考える。
自分が持っている“カード”を、どう生かすか。
人生の主導権は、環境ではなく自分の選択にある。
それが、アドラーの根本的なメッセージです。
■ まとめ:小さな自分を極めることで、誰かの光になる
利己的でいい。
でもそれは、わがままに生きるという意味ではありません。
「自分を引き受けて、自分を活かしきる」
その姿勢こそが、
誰かの背中を押す力になる。
アドラーの言葉は、今を生きる私たちに、
「外側ではなく、内側に意識を向けよう」
と教えてくれている気がします。
自分の人生を、自分の手で形づくる。
そこから自然と、誰かに手を差し伸べる心も生まれていく。
そんなあたたかい循環を、私自身も少しずつ広げていきたいと思っています。
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